庭にはそのお家の生活ぶりが表れるとよくいわれます。

街を歩いていて、綺麗な緑に包まれ整えられているお家を

見かけるとお住まいの方のお心を感じます。

勝手ながらに
幸せなご家庭であることと見受けほのぼのとした思いを感じます。 

生活の中でも植物は、その植物が本来生育している自然の状態とは

異なる環境で生きています。

お庭や周囲の緑は毎日の生活の中で親しむものですから

周りの景観に調和した美しい緑であってほしいものです

それに植物は放っておけばやたらに大きくなって、

お隣の生活を害したり、病害虫が発生したりすることは

おわかりだと思います。

そこで当然のことながら、快適な生活環境として
緑を美しく守り育てるためには適切な手入れが必要となってきます。 

ひと口に手入れといっても、
植物や庭についての基本的な知識なしにできるものではありません。

たとえば、伸びすぎたからといって枝１本を切る剪定にしても

正しい時期や切り方があります。 

植物生理やその植物の性質を考えた上で行いませんと

かえって形を悪くしたり、花が咲かなくなってしまうことも多く、

ひどい場合にはその木を枯らしてしまうことさえあります。 

それが、ご自宅の庭木ならまだしも手入れを依頼されたよその

お宅のものであったり、報酬を得て腕をふるった結果で

あったりすれば大問題です。

さらに庭には洋風にしても和風にしても伝統にのっとった

一定の形式があります。

それをきちんと踏まえて手入れや管理をしませんと樹１本、

石１つにしてもおかしなものになってしまいます。 

このように生活の中の緑を扱う場合には植物個々の知識と

適切な手入れ技能を身につけると同時に庭園を含めた

幅広い総合的な知識技能を身につけておくことが大切です。

環境を守り伝える使命


今までは植木屋・造園業者にお願いすることで緑の生活環境が

守られていました。

しかしながら、昨今は
緑に対する関心が高まり郊外の住宅地はもちろん都市部にも

どんどん植物が植えられている現状では、もうすでに植木屋の手が

足りなくなっており、手間賃も高価なものになっています。 

この人手不足は今後ますますひどくなっていくと推測されます。

今や自宅の庭をはじめとして、周囲の緑はそこに住む人たち自身の

手で守るしかないこれはもう切実な社会的要求だといえます。

このような時代であるため、

お庭の技能は自分の環境を守るために必要ですし、それだけに

とどまらず実益性の高い特技であります。

今、あなたが、基本からしっかりした技能を身につけることをすれば、
現在そして将来の豊かな夢多い人生をお約束することになるでしょう

なぜならば、このお庭の特技が転業（シルバー人材、なんでも屋さん）や

定年後の専業として有望なことは明らかですし、なによりも人に喜ばれる技能だからです。

さあ、あなたの緑を愛する心を、今こそ、緑の技能者として花咲かせましょう

そしてこの技能は緑の環境を美しく守り育てるという社会的要請であり美しい日本庭園を守るためにも必要なのです。

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